Title: 「ソウルバウンドNFT」 ブテリンが提唱 Post by: WikibitJapan on May 27, 2022, 05:50:24 AM イーサリアム(Ethereum:ETH)の考案者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は先日、「分散型社会(Decentralized Society)」と題する研究論文を共同執筆した。論文の中では、ソウルバウンド・トークン (Soulbound Token:SBT)という概念について提案している。
SBTは、個人の業績や職歴などの個人情報を含む非代替性トークン(NFT)である。個人のコミットメント、資格、所属などの情報をブロックチェーンに記録、譲渡不可能なソウルバウンド・トークン(SBT)を生成する。譲渡できないため、トークンそのものは個人に拘束されることになる。 SBTのユースケースとしては、学歴や職歴を記録することで、将来の雇用主が対象者の職歴や業績を正確に確認できるようになることが挙げられる。 また、特定の分野やトピックに関心があることが分かっている人々にSBTをエアドロップし、彼らを集めることができる。 さらに、個人の信用情報を記録することで、貸し借りのプロセスが透明になり、トラブルを抑止するといった使い方も考えられる。 SBTの鍵を紛失した場合についてブテリン氏は「ガーディアン(Guardians)」と呼ばれる人物を予め設定することで対処が可能だと説明した。ガーディアンには、コミュニティ内でソウルアドレスのロック解除を行う権限を付与する予定で、友人、家族、信頼できる機関などが考えられる。 ブテリン氏は、「SBTはWeb3の分散型未来の基盤を形成することになる」と主張している。 デジタル・アイデンティティと個人データの所有権を個人に与えるという考え方について異論を唱える人もいる。 調査・コンサルティング会社のフォレスター・リサーチ(Forrester Research)のレポートでは「Web3はより良い未来が約束されていると同時に、それはディストピアの悪夢の種を含む“トロイの木馬”でもある」と述べられている。 もちろん、Web3やSBTはまだ構想の段階である。いずれも分散型のブロックチェーンを基礎としているため、個人情報管理の手段としてどこまで有効かという点には疑問も残る。また、今回のSBTのような個人情報の管理手法は、プライバシー保護の視点からもいささか行き過ぎた考えであるとの見方も強い。 免責事項 暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。 本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。 また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。 WikiBitとは? 弊社が提供しているWikiBitは、暗号通貨取引所・トークンの信頼性に関する情報を収集・公開している第三者プラットフォームです。 登録されている暗号通貨取引所・トークンの数は、全世界で1万件を超えています。 「真相公開」のページでは、実際に詐欺に遭ってしまったトレーダーからの被害報告が日々投稿されています。また、WikiBitでは暗号通貨に関連するニュースや、相場情報までトレードに役立つ有益な情報を日々発信しています。 初めて暗号通貨(仮想通貨)取引所を利用する際は、入金前にWikiBitのアプリで、取引所の安全性や評判を確認することを強く推奨しています。 https://www.wikibit.com/jp_ja/download.html コンテンツは全て無料で閲覧できます。 ぜひ上記のリンクからWikibitアプリをダウンロードして、取引所の情報をチェックしてみてください。 |