バンク・オブ・アメリカ(Bank of America:BofA)の週刊リサーチレポートにおいて、米国のマクロ経済の状況は急速に悪化し、米国連邦準備制度理事会(the U.S. Federal Reserve Board:FRB)が急騰するインフレを抑えるための金融引き締め政策を強化。それに伴い、米国経済が景気後退に追い込まれることとなり、リセッション・ショックが起きる可能性を示唆していた。
以前のFRBの量的引き締めとは異なり、今回はインフレ対策として「早期かつ速やかな縮小になる」方針で、約2倍のペースで実施される。また、FRBの資産残高の削減は5月上旬に9兆ドルに上ると推定されている。
BofAの首席投資戦略オフィサーであるマイケル・ハートネット(Michael Hartnett)氏によれば、「金利ショックはまだ始まったばかりで、インフレショックは悪化し、リセッション・ショックがやってくる」と警報を鳴らしている。
BofAのデータによると、4月4日の週には新興市場株式ファンドが53億ドルと過去10週間で最大規模の資金流入になっており、債券の方も新興市場は22億ドルを集め、2021年9月以来最高の週となった。
ハートネット氏は、「現金、商品、ビットコイン(BTC)やイーサー(ETH)などの暗号通貨が債券や株式をアウトパフォームする可能性がある。」と付け加えていた。
また、元ニューヨーク連邦準備銀行総裁、現ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のチーフエコノミストのビル・ダドリー(Bill Dudley)氏によれば、「FRBが市場を維持していくことを望むが、市場のセンチメントは、FRBが今後数年のうちに金利を引き下げるべきであり、インフレをコントロールするためにも、FRBは債券の利回りを高め、株価を下げる必要がある」と述べた。
FRBのパウエル議長は「金融の安定性は概ね管理が可能である」と強調しているが、FRBの利上げは、世界経済への下押しとなる。コロナ禍とインフレが長期化する中、現在世界各国では財政当局も民間企業も債務が膨らんでいる。利上げは返済負担が大幅増になるため、経済はより一層厳しくなる。今後の米金融引き締めの展開が注目される。
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