Bitcoin Forum
March 29, 2024, 10:48:51 AM *
News: Latest Bitcoin Core release: 26.0 [Torrent]
 
   Home   Help Search Login Register More  
Pages: [1]
  Print  
Author Topic: 米ポンジースキームで11社取り締り カリフォルニア州金融規制当局  (Read 84 times)
WikibitJapan (OP)
Newbie
*
Offline Offline

Activity: 200
Merit: 0


View Profile
September 30, 2022, 06:16:56 AM
 #1

カリフォルニア州金融保護イノベーション局(The California Department of Financial Protection and Innovation:DFPI)は、カリフォルニア州証券法違反で9月27日、11社の暗号通貨企業を取り締り、停止命令と差し止め命令を出した。(命令全文の詳細はこちらへ)
https://dfpi.ca.gov/2022/09/27/dfpi-launches-crackdown-on-crypto-asset-fueled-ponzi-and-pyramid-schemes/

DFPIのプレスリリースによると、取り締まった企業はいずれも不適格な証券を販売していた。さらに、重要事項の虚偽表示や重要事項の表示が欠けていた。そのうちの9社は、投資家から資金を集め、投資家に代わり暗号資産取引を行っていた。残り2社のうち1社はメタバース・ソフトウェアの開発という名目で暗号資産を集めていた。残り1社は分散型金融 (DeFi) プラットフォームと自称し資金を集めていた。

これら企業はすべて、新しく参加した投資家の資金で既存の投資家の配当を支払うというポンジースキームであり、ポンジースキームの特徴であるピラミッド階層の組織構造を確認できた。また、YouTubeなどのSNSにコンテンツを投稿し、他の人を勧誘すると報酬を得られる紹介プログラムを用意し、投資家を増やした。

DFPIは、「今回取り締まった会社は典型的なハイプ案件 (High Yield Investment Programs:HYIP、高利回り案件の意味)である」と述べた。

ハイプ案件とは不労収入や短期間での高いリターンを約束する投資案件であるが、その実態はポンジースキームである。YouTubなどのSNSで投資専門家を自称する人物が新しい投資チャンスについて熱く語り、そして誰でも簡単に投資を始められると説明する。さらに、この投資で大金を稼いだことを強調して説明する。実際に暗号通貨で入金し、定期的にウェブサイトにログインすると、アカウントの残高が増えており、約束通りの高い収益を得ている。また、資金の一部を引き出すこともできる。こうして投資家を信用させ、「もっと多く資金を投資すれば、もっと稼げる」と誘惑し、さらに入金するよう促す。しかし、ある日突然、出金ができなくなり、その後ウェブサイトにアクセスできなくなり、利益はもちろん手にできず、さらに投資した資金も戻って来ない。

ハイプ案件は以前は石油、天然ガス、大麻ビジネスなどの投資が主だったが、最近ではFXや暗号資産に変わってきている。

DFPIは「ハイプに騙されるな!」という記事でHYIP案件の特徴を説明している。
https://dfpi.ca.gov/2022/08/18/hyips-dont-get-scammed/

要約すると、以下である。

・ローリスク、ハイリターン:ローリスクで高いリターンを約束している。

・安定した配当:投資は市場動向によって上下するが、ハイプ案件は相場の浮き沈みに関係なく毎月一定の配当が得られることを保証する。

・運用方法が複雑で難解:「アービトラージ(arbitrage)」や「ボット(Bots)」など聞き慣れない概念を使って説明するが、収益の生み出す詳細な方法については説明しない。

・紹介ボーナス:家族や友人に紹介して、彼らが参加すると報酬が発生する「アフィリエイト」または「紹介」プログラムがある。マルチ商法やねずみ講は紹介ボーナスで参加者を増やすが、ハイプ案件も同様の手口である。

・SNSでのプロモーション:SNSやYouTube で宣伝を行い、稼いだ金額をスクリーンショットなどで証拠として提示して大金を稼げることをアピールする。

・運営者が不明:ハイプ案件は運営者の身元を明かさない。身元を完全に隠すか、または偽名やインターネット上にある他人の写真を使って運営者本人と偽ってWebサイトに掲載する

・暗号資産での入出金:ビットコイン(BTC)やテザー (USDT) などの暗号資産で入金よう指示する。

DFPIが取り締まりした11社は以下の企業である。

・Cryptos OTC Trading Platform Limited d/b/a COTP
・Elevate Pass LLC
・Greencorp Investment LLC
・Metafiyielders Pty Ltd d/b/a Metafi Yielders
・Pegasus
・Polinur ME Limited
・Remabit
・Sity Trade
・Sytrex Trade
・Vexam Limited
・World Over the Counter Limited d/b/a World OTC

DFPIは、「カリフォルニア州の消費者と投資家を暗号資産詐欺から守ります」、「取り締まりは消費者を保護するだけでなく、カリフォルニアが暗号資産関連企業のスタートアップと成長に相応しい環境であり続けることを保証します」とコメントした。

暗号通貨の絡んだ詐欺事件の特徴と対策について、詳しく解説した記事を書いているので、下記の記事も合わせて読んでほしい。
ビットコインにねずみ講はある?暗号通貨詐欺の防ぎ方を解説
https://japan.wikibit.com/bitcoin-pyramid-scheme/

免責事項
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

WikiBitとは?
弊社が提供しているWikiBitは、暗号通貨取引所・トークンの信頼性に関する情報を収集・公開している第三者プラットフォームです。
登録されている暗号通貨取引所・トークンの数は、全世界で1万件を超えています。

「真相公開」のページでは、実際に詐欺に遭ってしまったトレーダーからの被害報告が日々投稿されています。また、WikiBitでは暗号通貨に関連するニュースや、相場情報までトレードに役立つ有益な情報を日々発信しています。

初めて暗号通貨(仮想通貨)取引所を利用する際は、入金前にWikiBitのアプリで、取引所の安全性や評判を確認することを強く推奨しています。

https://www.wikibit.com/jp_ja/download.html
コンテンツは全て無料で閲覧できます。
ぜひ上記のリンクからWikibitアプリをダウンロードして、取引所の情報をチェックしてみてください。
Pages: [1]
  Print  
 
Jump to:  

Powered by MySQL Powered by PHP Powered by SMF 1.1.19 | SMF © 2006-2009, Simple Machines Valid XHTML 1.0! Valid CSS!