仮想通貨が通貨としての地位を獲得するためには何が必要なんでしょう?
BTCもアイデア自体は良かったけど、そもそもまだ技術的には全然って感じなんでしょうか
BTCはブロック生成の10分がなんだかんだネックになってる気もしてるので
「今ある電子マネーでいいじゃん」って言われると、確かになあって気もしてます
それは違いますね。
暗号通貨(Bitcoin)が作られた元の目的は第三者(銀行など)を挟む事無く、個人同士で取引が完結する決済システムの構築です。この事はサトシ・ナカモトの論文にも記されています。
電子マネーの残高の価値は日本円と同じであり、その日本円は中央銀行により価値が保証されています。一方暗号通貨は実際に使用する人々(マイナーを含む)によって価格が決定されています。
人々が価値を認めるというのは金(Gold)などの貴金属と同じですね。世界中どこの国に言っても価値が認められています。Bitcoinがよくデジタルゴールドと言われるのはこういった性質を持つからです。
だから暗号通貨を単なる便利な決済手段(現存する電子マネーのような)と同じように考えるのはナンセンスなのです。
それに、技術的に全然という部分に対して、全然というのは、両面考えられると思いますよ。
個人的には全然とは思ってませんし、進んでいると思っています。過大評価の部分もあるかもしれませんが、それは着実です。
そして、もし全然と思われたのであれば、それは伸びしろでもあると思います。
何でも早いことが良いとされることが多いですが、ブロックチェーンの魅力は正しい有様という面もあると思います。
明瞭性もあげられますが、パブリックに見える中でのやり取りで、価値が公正であるというのは素晴らしいことだと思います。
何が必要か?という点は、その通貨により異なるでしょうね。また国によっても異なると思います。
日本においていえば、知名度はかなり高まったと感じますが、悪いニュースばかりに目がいきますので、危険性を訴えるコメンテイターが多いことです。
確かにそういった面を無視することはできませんが、「イメージ」として定着したものが、妨げになっている気がします。
一応、ナカモトの論文に目は通しているので、ふわっと概念は理解しているつもりです
仮想通貨に投資をしているのも、利用者の相互監視のもと運用する非中央集権を目指したアナーキーな姿勢に惹かれたからですし
ただ実際に社会で使うとなると、「どういう風に使う・使われるのか」という未来が想像できなくて
なんとなく質問してみた次第です
貨幣は価値があると人が思うから価値がある、と思っているのですが
既存の貨幣が国の信用や労働者の労働の総体として価値を生み出しているとするなら
BTCは何をもって価値を保持しているのかわからなくて…
結局仮想通貨は何を担保に価値を保存して、何の価値と交換できるようになるのか
あるいは交換したいのか、ということがよくわかってません
(それがわからないから、今こうして色々な開発が起きているんでしょうが…)
他にもネット上のやり取りだけで完結するなら、価格はマイナーの合意で好きに決めたらいいと思いますが
実社会で使うとなると、仮想通貨←→既存通貨の交換価格を決めないといけないと思うのですが
BTCの実社会における価値が決定しないと交換価値も決まらなくて、ずっと投機から抜け出せないんじゃないか…とか
例えば、各国の通貨でチャージできる世界共通の電子マネーができた場合
仮想通貨の実用上の特異性はなんなんだろうか、とか考えてしまいます
個人個人が自力で社会で生きていく、発展した構造の社会の通貨として仮想通貨は素晴らしいと思うのですが
どういう過程を経て普及していくのか、そのためにはどの技術が足りているorいないのかが、理解できてないんですよね
長々とすみません…。
(追記)
仮想通貨を価値ある通貨として認めていて、かつ各個人が価値を生み出している社会(コミュニティ)の中じゃないと
結局はうまく使えないのかな、とか書き終わってから思いました