以下のロイターの記事の通り、仮想通貨交換業協会が金融庁より自主規制団体として認定されました。
金融庁、仮想通貨交換業協会を自主規制団体に認定へ=関係筋自主規制規則では、盗難リスクに備えて銀行預金や国債などの安全資産の保有を義務付けるほか、仮想通貨の証拠金取引における証拠金倍率の上限を原則4倍とすることなどを盛り込み、
認定自主規制団体になると、会員に対する検査や処分が可能になるとのこと。今後は当該協会の自主規制が先行的に業界を規律し、利用者保護に繋がる動きとなります。
また、日本仮想通貨交換業協会のHPにも自主規制団体として認められた旨記載されており、本日から自主規制業務を開始したとのことです。
https://jvcea.or.jp/なお、自主規制ルールの概要としては、2018年9月12日の第5回仮想通貨交換行頭に関する研究会で提示された以下の資料が存在します。
https://jvcea.or.jp/cms/wp-content/themes/jvcea/images/pdf/tokei_20180912.pdf【個人的な考察】日本における主な自主規制団体としては、各金融商品取引所、日本証券業協会等が挙げられ、金融商品取引法により、その権限が与えられています。
自主規制が監督官庁による規制と並び、金融関連規制の大きな柱になっているのは、上記機関の果たしている役割を考えても明らかでしょう。
従って、仮想通貨交換業協会は上記の機関の様に、仮想通貨取引等に関連する事項については、大きな権限を有することとなります。
個人的には国内においてこの自主規制機関が早期に確立されたことは、国内の一般的な取引者保護のために必要不可欠であり、喜ばしいことだと考えています。
この団体により、今まで無秩序に行われていた国産ICOや価格つり上げ等の問題が緩和される他、未発達な市場において盛んな反社会的勢力の参加の防止等、
極めて重要な規定等を先駆けて制定していくことが可能となります。
仮想通貨という大変流動性が高く、変化が激しい対象の舵取りをしていくことは困難なのは当たり前ですが、国内市場はもちろん、
世界各国の各自主規制団体が設立される上でも参考にされると思われますので、その活躍を期待したいところです。
なお、採用活動も行っているようなので、Bitcointalkにいらっしゃる様な方は仮想通貨に興味がある事はもちろんだと思うので、応募を検討しても良いかもしれません
https://jvcea.or.jp/contact/form-recruit/