欧州中央銀行(the European Central Bank:ECB)のファビオ・パネッタ(Fabio Panetta)専務理事は、5月16日のアイルランド国立大学(the National College of Ireland)にて行われた講演会において、「デジタルユーロを提供するため、ECBは2023年にソリューションの開発とテストを開始する予定であるが、現時点では最大3年かかる可能性がある。デジタルユーロを法定通貨として、個人間決済ソリューションを設計し、P2P決済の利用を推進することが目的である。」と述べた。
さらに同氏は、先週起きたビットコイン(BitCoin:BTC)を含む多くの主要コインの下落について、「暗号通貨への投資自体がリスクを伴うものであり、ステーブルコインは依然として暴落に弱い」と述べた。また、「暗号通貨はあくまで投機目的のための資産であるので、支払手段として採択するにはリスクが高すぎる。公共政策と金融の安定性の点においては、まだまだ多くの懸念がある」とコメントした。
デジタルユーロプロジェクトの調査は2021年7月から、本格的に始動し、2年間の検証を行う予定である。ヨーロッパメディアのPoliticoは「EUの立法が進んだ場合、早くて2025年までにデジタルユーロの準備ができる。」と報道した。
2021年国際決済銀行(Bank for International Settlements:BIS)の調査レポートによると、中央銀行デジタル通貨(Central Bank Digital Currencies:CBDC)の開発が進んでいる。また、CBDCは中央銀行が信用担保をしており、他の暗号通貨に比べて安全性が高いので、政府の金融政策の推進に寄与する。このことから、現金や他の暗号通貨に置き換わる能性も十分あるだろう。
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