ロシアのデニス・マントゥーロフ産業貿易相は、時間を明確にしなかったが、ロシアにおける暗号通貨決済を合法化すると発言した。
ロシア政府は2022年に様々な暗号通貨の採用を検討しているが、暗号通貨決済に関する具体的な方針はまだ決まっていない。しかし4月から、ロシア財務省は暗号通貨に関する法案を通じて、合法化を提案した。
5月19日、地元メディアの報道によると、マントゥーロフ貿易相は今週の教育フォーラムで、暗号通貨決済の合法化を推進しているかどうかを尋ねられた。この際「現在、中央銀行と政府が積極的に関与している。これは時代の流れであり、いつか何らかの形で実施されてもおかしくない」と回答した。
今年1月、ロシア連邦中央銀行（CBR）は、暗号通貨業界に関連する潜在的な「金融安定リスク」のために、国内の暗号通貨取引とマイニングの全面禁止を提案した。しかし、ウクライナ侵攻後、CBRは暗号通貨に対する過度な制限措置を諦めたため、これが暗号通貨決済の合法化に繋がったとの見方もある。
ロシア連邦中央銀行総裁のElvira Nabiullina氏は、「ロシアが数々の経済制裁を受けたことが、暗号通貨に対する立場を逆転させた要因だろう」とコメントした。
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