サウジアラビア中央銀行(The Saudi Arabian Central Bank)は暗号資産および中央銀行デジタル通貨(Central Bank Digital Currency:CBDC)プロジェクトのチームリーダーとして、モフセン・アル・ザフラニ(Mohsen Al Zahrani)氏を任命した。
調査の結果、サウジアラビア人の54%が暗号通貨を投資資産として、また通貨として使用すべきだと考えており、そしてサウジアラビアの成人の14%が過去6カ月間に暗号資産取引していたことが分かった。
モフセン・アル・ザフラニ氏の任命はサウジアラビア人の暗号通貨に対しする認知度や利用状況を鑑みた人選だと思われる。
しかし、以前まではサウジアラビア当局は暗号通貨取引に対して消極的で、4年前には警告を出していた。対照的に、隣国のアラブ首長国連邦(UAE)は暗号資産の本格的導入のための規制を検討し、バイナンス(Binance)、FTX、フォビ(Huobi)などの暗号通貨取引所に対してライセンスを発行した。サウジアラビア当局が暗号通貨に対する考えを変え、導入のための規制を検討するようになった背景には、UAEの動きもあるだろう。
ブルームバーグ(Bloomberg)によると、サウジアラビアは暗号通貨に対する規制の策定で、グローバル規模の暗号資産企業と協力しているとのことである。
UAEとサウジアラビアは2019年1月、両国間で経済的、社会的かつ軍事的統合を目指す共同ビジョン「Strategy of Resolve(決断戦略)」を発表し、暗号資産Aberを共同で発行、両国間の金融決済に関する実証試験を行った。サウジアラビア当局者は、暗号資産の投機性に細心の注意を払いつつ、暗号通貨の可能性を模索している。
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