9月24日、アップルストアからメタクオーツ(MetaQuotes)社のiPhone/iPadのMT4(メタトレーダー4)、MT5(メタトレーダー5)アプリが削除され、新規インストールできなくなった。アンドロイドのMT4、MT5のアプリは今のところ新規ダウロードできる。
なお、 iPhone/iPadにインストール済みのMT4、MT5アプリについては引き続き利用できる。また、MT4、MT5のPC版、ブラウザ版も引き続き利用できる。
MT4、MT5取引システムはロシア企業のメタクオーツ社が開発したものであり、FX、商品、暗号通貨、株価指数、株のCFD取引にも対応しているため、最も人気のあるトレーディングツールである。また、MT4、MT5は拡張性が高く、トレーダーは売買ロジックをツール化した自動売買EAを自由に作成、搭載できる。
近年、詐欺目的で作られたアプリがアップルストアやグーグルプレイに出回っている。これら詐欺アプリの中には正規のアプリになりすまし、ユーザーを騙してログイン認証情報を不正取得するものもある。例えば、被害者がアップルに集団訴訟を提起したToast Plusなどがある。
https://japan.wikibit.com/dailynews-20220909-01/MT4、MT5は詐欺に利用され、大きな問題をはらんでいる。
7月、米上院議長のシェロッド・ブラウン(Sherrod Brown)氏はアップルとグーグルにアプリストアでの偽暗号通貨アプリの拡散についての質問状を送った。その中で、両企業に詐欺アプリの評価・許可方法についての説明を求めた。質問状は、銀行委員会が "暗号通貨と証券市場における詐欺とリスク "に関する公聴会を開催する数時間前に送られた。
アップルとグーグルはいずれも偽アプリ、違法アプリ、詐欺アプリを許可しない姿勢である。メタクオーツ社のMT4、MT5アプリには暗号通貨詐欺の疑いがある。
詐欺師はSNSやマッチングアプリでターゲットを探し、コミュニケーションを取って関係を築いた後、暗号通貨取引所で暗号通貨を購入するよう指示し、その後MT4、MT5などのアプリを介して別の取引所へ送金するよう求める。そして、お金を引き出そうとすると、連絡を取れなくなる。現在、豚殺しというロマンス詐欺が日本を含め世界中で多発している。8月初めにはFBIが「ロマンス詐欺(豚殺し)急増」と警告した。
https://japan.wikibit.com/dailynews-20220823-01/また、9月にはSECがSNSでの詐欺の手口と対策を公開し、注意を呼び掛けている。
https://japan.wikibit.com/dailynews-20220905-01/免責事項
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